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作業イベントで卒論を仕上げる―博多区で「卒論カフェ&バー」が開催

2019.12.23

著者情報

阿部太一(ちいたべあ)

阿部太一(ちいたべあ)

福岡大学商学部第二部4年生。しょぼい研究者。愛媛県出身。大学生活を人狼・謎解き・早押しクイズに捧げてきました。

大学4年生の皆さんは、卒業論文の提出時期となりましたね。

これまでの学生生活の学びの集大成として執筆する卒論。
しかし、その長大さと構成の難しさから苦労した方も多いのではないでしょうか?

そんな卒業論文をみんなで集まって仕上げよう!という作業イベント「卒論カフェ&バー」を今月(2019年12月)9日に福岡市博多区で開催しました!

この記事では、イベントレポートや背景、参加者の声をお届けしていきます。

「卒論カフェ&バー」とは?

卒業論文の執筆にあたっては、とにかく根気が強く求められます。

たとえば、福岡大学商学部では分量の目安として18000字が求められます。これは原稿用紙45枚分に相当します。

また、参考文献の書き方や表の体裁など作業感の強い部分もあります。

僕も卒業論文を書いているのですが卒論ゼミに入っていないため、共に頑張る仲間がおらず、モチベーションが上がりませんでした。

そこで、卒論をまだ仕上げていない大学4年生が集まり、黙々と作業をしてお互いに刺激し合おう!というコンセプトでイベントを開催しました。

会場は、以前「ドローンバー」が開催されたイベントバーエデン福岡です。

イベントの様子

当日、大学4年生は3人が集まり、黙々と作業をおこないました。

途中、
「こういう重回帰分析って、R2と自由度調整済み決定係数どっち使うんだっけ?」
「ポジティブイリュージョンの先行研究めっちゃおもろいやん」

などなど、学部生らしい(?)会話も飛び交いました。

また、アンケート調査でサンプル数が足りていなかった学生が、社会人で様子を見に来たお客さんにアンケートへの協力してもらうという、思わぬ効果もありました。

大学生の他にもそれぞれ作業をしようと数名の方が来店され、店内はキーボードの打音と飲み物を入れる音が響く、集中するのにちょうど良い雰囲気となっていました。

まとめと、やさしい卒論会

本イベントの背景としては、大学生が集中を保ちながら卒論を完成させるという狙いの他に、学部生の卒業論文を発表するイベント「やさしい卒論発表会」の広報活動をする、という思いもありました。

知的好奇心をベースとして、卒論という新しい知見が生まれたことをみんなで喜ぶイベント、それが「やさしい卒論発表会」でした。

「第1回やさしい卒論発表会」の様子は記事末のリンクからご一読ください。

今回の「卒論カフェバー」に参加して卒論執筆をした大学生のうち2人が、来年2月の第2回開催時に登壇者として卒論を発表するとのこと。
「卒論カフェバー」は、やさしい卒論発表会で発表される論文が生まれる過程の一部でした。

自分の興味のある物事に対して好奇心という名の推進力と、研究的アプローチという名の武器を取って挑んでいける人が増える社会を目指して、今後もこういったイベントや活動をおこなっていきたいです!

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