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社会人、趣味がないと意外と困る!?

2021.11.06

著者情報

大前 翔一(おーまえ)

大前 翔一(おーまえ)

過去はIT企業、コンサル企業で働いていました。 質問、お問い合わせなどお気軽に!

「趣味ってなんですか?」

この問いに対して答えるべき回答がここ10年ほど見つかっていません。
Googleで「趣味がない 30代 男性」とググったこともあります。
本記事は寝食を忘れるくらい没頭できる趣味がある編集長へのアンサーソングです。
(編集後記 ロクヨリメンバーは趣味人が非常に多いので珍しい目線ですね)

私が大学生だった10年ほど前、初めて履歴書に「趣味記入欄」があり目の前が真っ暗になりました。
この趣味記入欄、他の志望動機欄や自己PR記入欄よりも私にとっては難しいイメージがあります。
また社会人になると、公私問わず人とのファーストコンタクトでは
「休みの日は何してるんですか?≒趣味ってなんですか?」
と訊かれることが多いです。
これまた残念ながら、私から明確なアウトプットをすることができないので、その場を取り繕ったのちに
「〇〇さんは何されてるんですか?」
と質問返しをすることで乗り切っています。

色々と努力はしているものの

趣味を作るために努力をするという、趣味がある方(クイズに人生を捧げているライター達等)にとってはにわかに信じがたい行為をしています。
かつては、魚を触れないし船も酔うのに朝早く起きて釣りに行ったこともありますし、今の会社に入社してからは某偉いさんに進められた漫画を見ることもありましたし、プチガーデニングに手を出したこともあります。夏フェスにも行きましたが楽しさは一過性のもの。

全てが続かない。趣味を始めるときのイニシャルコストも馬鹿にならない。自分は継続力のない人間なのではないか?もう趣味なんて要らないんじゃない?そう思ってます。

ちょっとした兆しを見つけた瞬間

私は「何をするか」よりも「誰とするか」の比重が大きいだけなのではないかと仮説をたてました。
考えてみると、今までの人生で自発的にハマったものってなかったんですよね。
学生時代は野球をしていましたが、それもそもそも幼少期に友人達で集まって野球をしていたことがきっかけでした。
それだったら大人になっても全力で誰かの趣味に乗っかってみよう、と思って今年オジサン趣味に全乗っかりしてみました。
土日は競馬を予算1,000円にして賭けてみて、週明けの出勤時にちょっと偉いオジサンと
「あの馬はどうだった。君の賭けた馬はこうだった」
と話してみたり。
その一方で土日は友人とゴルフの打ちっぱなしに行って、
「最近の仕事はどう」
とか
「共通の友人が最近アレだった」と話しながらがら打ったりとか。
そんなこんなで趣味を見つけようとしています。

趣味が無い人へのアドバイス

諸々と世間事情が重なり、各人の孤立が進む現代です。
無趣味な人でも
「この瞬間だけは楽しい」と思うことがあるはずです。
こんなジャンルのYouTubeチャンネルだけは何か見ちゃう、そんなレベルでもいいと思います。
誰かと共通の趣味があれば、それだけでコミュニケーションが捗ります。
最初は友達作り、話題作りで始めても良いと思います。YouTube動画も誰かとシェアして見る時代です。
私のように何をやったら楽しいか、だけでなく誰とやったら楽しいか、という視線で考えてみるのも大切かも。

そこからキャリアについても類推してみる

せっかく学生支援会社のメディアなので、キャリアにも繋げてみます。
「仕事にしたいことが見つからない、何を仕事にすれば良いか分からない」
とよく聞きます。

編集長は
「好きなことを仕事にするのはちょっと待てぃ」
なんて記事を書いていましたね。

私からは
「好きなことがなくても楽しい仕事は見つかるよ」
と声を大にして言いたいです。
部活動の楽しいポイントが、活動そのものよりも帰りに雑談をしながらコンビニで買い食いしている時間だよという人、結構いるんじゃないでしょか?
「好きなことが無いから何して良いか分からないよー」
と悩んでいる人は
「この会社だったらみんな楽しそうだし自分も明るく働けそう!」
のように、雰囲気ベースの軽いノリで探してしまってもいいと思います。
だって
「どこで働いても、大体同じくらいの給料で、大体同じような休日数で、大体同じように最初は自分が希望していない仕事をする」
のであればいっそ割り切って
「あ! この会社楽しそう!」
っと思ったら思い切って入社してしまい、職場を好きになってからじっくり仕事を好きになる形でいいはずです。
皆がみんなやりたいことをはっきり胸に抱いて就職するわけじゃないですし。
(編集後記 編集長も元々「学生、就活支援」という業界そのものに燃えていた訳ではありませんが、今ではウキウキ仕事をしています)

結局そういうことなんだと思います。
思い詰め過ぎず、もっとライトに臨んでみてください。

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