意識普通学生へ。 
学生応援メディア
ホーム

ドローンにはどんな種類があるの?「ドローンバー」ヨシダさんに聞きました。

2019.10.29

著者情報

 阿部太一(ちいたべあ)

阿部太一(ちいたべあ)

福岡大学商学部第二部4年生。しょぼい研究者。愛媛県出身。大学生活を人狼・謎解き・早押しクイズに捧げてきました。

こんにちは!
福岡大学4年生の阿部太一です。

10月16日に、九州産業大学4年生のヨシダダイチさん(@MOGURAR33)が開催したイベント「ドローンバー」(会場:イベントバーエデン福岡,福岡市博多区)に参加してきました!

この記事では、用途ごとのドローンの種類やドローンの今後の展望について、お話を伺ってきたのでご紹介します!

ドローンって何に使えるの?

ここ数年で目にするようになったドローン。
空撮をしているのを見たことはあるけど、他にどんなことに使えるの?と疑問に思っていました。

①産業用ドローン

産業において、物を運んだり撮影をしたりと使用されるドローンです。機体が大型でバッテリーも長時間稼働できるものが多いそうです。
ちなみに、写真のドローンは主に空撮用の大型な機体ですが、風に乗った場合の最大時速は100kmにもなるとのことで、パワフルさに驚きました!

具体的には海外のもの・開発中のものも含め、
・消防で、消火作業や要救助者の捜索にあたるもの
・空撮をするもの
・運送業で、荷物の配達をするもの
・農業で、農薬の散布をおこなうもの
・人が乗れるドローンタクシー
などが存在します。

重量200g以上のドローンは日本では航空法で規制がされているため、目視外飛行(ドローン本体を操縦者が目視しながら飛行するのではない場合)や夜間飛行、人が多く集まる場所などの条件で飛行する場合は、国土交通省への申請が必要となります。

②トイドローン

その名の通り、おもちゃに分類されるドローンです。重量200g以下のものがこれに該当します。航空法の規制がなく、飛ばせる場所がより自由なのが特徴です。
とはいえ単なるおもちゃのラジコンヘリとは違い、カメラやGPS機能を用いた空撮やイベント中のドローン体験に使われたのも、このトイドローン。

ちなみに、僕もこのドローン体験をさせてもらいました!

コントローラーを使ってゲーム感覚でドローンを操縦することができました!離陸・着陸もボタン操作一つで簡単でした!
一方で、水平・上下移動は少し繊細な操作が必要でした。少しコントローラーのスティックを倒したつもりでも、ドローンはかなりの距離を移動していて、難しさを感じました。

③FPVドローン

操縦者が、装着したゴーグルにドローンのカメラから送られる映像を見ながら操縦するタイプのドローンです。
FPVとは、First Person Viewの略。ドローンの一人称視点で操縦されることから、そう呼ばれています。

一人称視点を活かした緻密な操縦や、軽量であることを活かしたアクロバット飛行による、迫力のある空撮ができることが特徴です。

会場では、このFPVドローンで撮影された空撮映像も流れていました。
急降下や急旋回を繰り返しながら、様々な角度から撮影対象を映し出していく様子に、来場者からは驚きの声があがっていました。
特に、海外で撮影された野生のカンガルーを追いかけて映した動画は素晴らしかったです。

このFPVドローンも機体の重さは200g以下であるため法律上はおもちゃと同じ扱いなのですが、本体カメラからゴーグルへと画像を送るのにアマチュア無線の資格が必要とのことです。

主催のヨシダさんにインタビュー!


最後に、この「ドローンバー」を主催したヨシダダイチさんに、今後の活動の展望についてお話を伺いました!

ヨシダさんは現在、トイドローンを使ったドローンレースや競技コンテストの整備に取り組んでいます。

トイドローンは先程の分類でも紹介したように
・法律上はおもちゃであり飛行させるのに申請が不要なこと
・価格も安いものは1万円以下で購入できるなど、比較的安価であること
など、普及を考えた際には最適です。

そしてレースやコンテストなどで競技化することで、ドローンで遊んでいる人が打ち込める明確な目標ができ、今よりもドローン界隈が盛り上がっていくのではないか、とのことでした!
それらの競技を、選手でないオーディエンスも見て楽しめるように設計することで、エンタメビジネスとして成り立つ展望もあるとのことです。

また、ドローンの中にはプログラミングによって動きを制御できるものもあり、子どもや学生向けのプログラミング教育とも親和性が高そうです。

おわりに

今回、初めてドローンを操縦しましたが「メカを動かしてる」という感覚に、やんちゃ心をくすぐられました。実際、こういった体験イベントがきっかけで魅力に取り憑かれ、ドローンを購入する方も多いそうです。

またイベント中は、空撮ドライバーやドローンのプログラマーの方、趣味のバイクの撮影のためにドローンを用いている方などドローンを愛する人々に加え、会場となった飲食店「イベントバーエデン福岡」の常連さんたちが集い、大変にぎわっていました。

この記事が、ドローンに興味のある方の一助になれば幸いです!

関連記事

page top