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曲作りについてきいてみた

2023.08.19

著者情報

 竹下りや

竹下りや

高専で生物化学を学んだのち進学した大学院で言語情報学を研究している、20近くの外国語を学んだ(≠覚えた)語学オタク。好きな文房具は付箋。

こんにちは。竹下りやです。

突然ですが、曲作りができる人っていいなあ、と思うのです。

自分で曲を作って自分で歌ったり、音声合成ソフトに歌わせて世に出したりしている人を見ると、羨ましいなあ、素敵だなあと思います。

ところで、ロクヨリ編集部にも曲作りをしている人がいるのでした。
阿部くんです。

曲作りの知識がほぼゼロな私ですが、曲作りについてインタビューしたい、とお願いしたところ、快諾してくれました。優しいですね。

今回は阿部くんに曲作りについて、いろいろと教えてもらおうと思います。

登場人物

竹下りや
竹下りや
この記事の筆者。好きなシンガーソングライターはさユりとあいみょん。

インタビューを受けている人。好きなシンガーソングライターは馬場俊英と斉藤和義。
あべ
あべ

インタビュー

竹下りや
竹下りや
阿部くんって曲作りやってるんですか?いつぐらいから?

趣味で曲作りしてます。初めてちゃんとした曲を出したのは一昨年(2021年)の秋かな。でも中学生くらいのころから好きなフレーズを思い浮かべるのは好きだった。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
へぇ〜。ちゃんとした曲を出そうと思ったきっかけとかあるんですか?

勤め先の上司が音楽に詳しい人で、本格的にバンド活動やってたりする人だった。だから社会人になってからも音楽を続けていく環境はありました。小さい頃から音楽は好きだったから始めたいなと思った。
あべ
あべ

決定打は……あまり覚えていないけど、競馬の確定音をリミックスしてみたら面白いんじゃないかと思ってDTMソフトを触ったのがきっかけだったと思う。そのときに覚えたDTMソフトを使って音楽を作ろうと思った。
あべ
あべ

会社の上司も音楽詳しいし、オリジナル曲を作ったこともある人だったので、身近に相談できる人もいたし、せっかくだからやってみようと思った。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
最近、シンガーソングライターの人が出す曲っていいなと思うのです。そうじゃない歌手の人が出す曲よりも自分自身の世界観が感じられやすいなって思う。

竹下りや
竹下りや
それで曲作りに興味が出てきたのだけど、そういう人って何から始めればいいと思いますか?

たしかにね。シンガーソングライターの人って世界観を大切にしてるよね。竹下ってポエトリーリーディングやってるから作詞はできるんだよね?
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
詩を作るのはできる。1番とか2番とかは分からないけど。

だったら作曲が難しいのかな、まあここで僕が識者のように喋るのは非常に恐れ多いのだけど……
あべ
あべ

曲作りの方法って3つあるらしい

曲作りの手順にもパターンが3つある。1.コードから作る、2.メロディーから作る、3.歌詞から作る。
あべ
あべ

まず1.コードから作る場合。音楽のコード進行って分かりますか?
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
カノン進行とか丸サ進行とかあるやつだよね。

そう!このコードとこのコードが続くと楽しい気分になるとか、悲しい気分になるとか、不思議な気分になるとか、いろいろな進行があるのだけど。
あべ
あべ

それを組み合わせたものからメロディーを作っていくというのがコードからつくるやり方。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
ふむふむ。

つぎに2.メロディーから作る場合。これって単純に良いフレーズが浮かぶことってあるんですよ。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
なんか即興で作った曲で鼻歌歌う人とかいるよね。

それをAメロかな?Bメロかな?サビかな?とか考えながら作っていく。時には鍵盤とか触りながらメロディを調整していく。
あべ
あべ

メロディーから作るので難しいのは、自分の作ったメロディに合ったコードを作らないといけないこと。これがなかなかハードル高い。
あべ
あべ

いちおう音楽理論というものがあるから、それに沿わないコードを作っちゃう可能性がある。だからコードから作ったほうが安定はするかもしれない。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
じゃあ、曲作り始めてみたい、って人は、コード進行についてある程度勉強しといたほうが、遠回りにはなりにくいってことかな。

そうね。
あべ
あべ

ちなみに僕はいままで4曲リリースしてるけど、そのうち3曲でAIにドラムを叩いてもらってる。最近はApple製品のGarage bandとか、便利なものもたくさん出てるから、文明の利器に大いに頼るのもあり。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
AIは創作活動の味方だ。

ドラムって高いし場所取るし重いし、一人でやってみるには難しいのよね。
あべ
あべ

そして最後、3.歌詞から作るやり方。僕はやったことないけど、こういうこと歌いたいって決まっているのであれば、詩を先に書いて、その情報とか世界観から曲の方も作るっていうやり方がある。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
これはポエトリーリーディングやってる人向いてそうだな。詩の言葉の韻とか響きとかもあるから、言葉の意味からのアプローチに限らない可能性がありそうだ。

そうだね、単に「たのしい」にメロディつけるなら「た~のしい~↑↑↑」っていうのが自然だよね、それってまさにメロディ作りだよね。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
さだまさしさんがそんな事仰ってた気がするな。

曲作りをしてて、楽しいことを教えてください

曲作りって正直めちゃくちゃめんどくさいんですよ。数分の曲を作るのに歌詞・メロディ・コード作らなきゃいけない。その後も音がどう聞こえたら気持ちいいかの探究が続く。
あべ
あべ

ギターが二本あったら左右に振るか、真ん中に置くか、ここにキラキラした音をつけるか。動画サイトに上げるなら動画も作らなきゃ。
あべ
あべ

そういったものをすべてフィックスして、これで完成!として世の中に出すのが、曲作りをしていてマックスの喜びかなあ。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
創作活動っぽい。(創作活動です)

あと、なんか天才的なひらめきをしたのでは!?!?っていうときもあるけど、そこも楽しい。ここでトランペット鳴らしたらめちゃくちゃカッコイイのでは!?!?とかね。
あべ
あべ

竹下りや
竹下りや
ほえ~。なかなか音楽作り以外では得ることが難しそうな感覚だ。そのカタルシスを味わうには音楽作りをするしかないのやなあ。

音楽作り、とてもいいよ。やってみるといいぞ。
あべ
あべ

 

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