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書道について語ってみた

2021.09.26

著者情報

こやまつちえ

書道と映画と昼寝が好きで最近はポートレートとガラスペンにはまっている商学部4年生。好きな食べ物はエビフライ。就活低迷期。悩むのが得意。最近ライターに関心を持ち始めた。

はじめまして。こやまつちえといいます。この度ご縁があり、ロクヨリにてライターをすることになりました。
初投稿ということで何がいいかと悩んだ末に、特技である書道について書くことにしました。

ファンキー書家ばあちゃんになりたい

私は小学生の頃に姉の行動をまねっこする形で習字教室に通い始めました。徒歩2.5kmはある書道教室に通っていたのが懐かしいです。
大学に入ってからは書道部に入部し、書作品を創作しています。計算してみると筆を持ち始めてから今年で16年目に突入しました。
初めはなんとなく続けていたのですが、最近は80歳になっても書き続けたいと思うようになりました。
おばあちゃんの書家ってかっこいいですよね……。
実は白髪になったら派手な色を髪にいれて、ファンキー書家ばあちゃんになるという願望があります。

題字始めました

最近、書道を活かせる仕事をもらえるようになりました。仕事として企業のロゴや大学のポスター、サークルのSNS用画像を書いたりしています。
自分の字が商業的に価値があると思っていなかったので、報酬を頂いたときは不思議な気持ちになりました。
書道展のために作品を書く時は自分が納得できるか、作品の美しさを存分に引き出せているかを重視していますが、仕事としての作品はクライアントが満足するかを重視しています。

字や書体の雰囲気は見る人によって変わることが多いので、抽象的な要求を作品として可視化するところが難しいと感じています。ふわっとした要求もあるので、試作を見せつつ、ヒットポイントを探り探り創作しています。

How to 題字~ざっくりver~

ちなみに自己流題字の創作の流れがこちらになります。

1.書道辞典で調べる

ここは書道展の作品を書く時と共通しているところになります。私の場合は「新書源」や「王鐸辞書」を使うことが多いです。前者は幅広くさまざまな年代・書家・作品の字が漢字辞典のように載っている辞典です。後者は「王鐸」という中国の有名な書家の作品の字が載っている辞典になります。この段階で古典からの学びを得ます。

2.作字する


「題字も書けます」の作字メモ
次は辞典で調べた字を参考にながら、鉛筆や筆を使って作字します。これが一番楽しい作業です。普段は書道展の形式内で創作することが多いのですが、題字の試作段階は何でもありの無双状態なので、好き勝手に書きながら「これいいかも~」を見つけていきます。

3.書いてみる


鉛筆で書いた作字を実寸大して半紙に書いた
作字した字を参考に書いていきます。サイズ指定がある場合はここで合わせます。紙を変えてみたり、筆を書いてみたりして、「こっちの方がいいかも~」を探して
きます。作字の延長のような感じです。

4.試作①完成


完成形(自分のSNSヘッダー用の作品)
基本的に試作を5作品以上は出します。上限は依頼内容によって変わることが多いです。この時にクライアントの要求と自分の作品のマッチ度を測り、相手の好みの傾向を分析していきます。後は2~4を繰り返して、OKが出るまで頑張る感じです。しんどい場合もある…。

おわりに

今回ははじめましてということで、私の特技であり趣味であり仕事でもある書道について、軽く語らせていただきました。これからは、よりさまざまな分野の題字に挑戦してみたいです。筆記体とか勉強しようかしら~
次回からは別カテゴリーのことも書いていきたいと思います。これからよろしくお願いします。

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