学生応援メディア
ロクヨリ編集長・九里俊輔「WEBメディアを学生が羽ばたく場所に」【社会人インタビュー】
2020.07.02
2019年10月にオープンし、福岡の学生向けに就職活動や学生生活についてのコンテンツを発信しているロクヨリ。
そんなロクヨリを企画立案し編集長を務めておられるのが、株式会社ユニバースクリエイトの九里(くのり)俊輔さんです。
「学生支援会社」として運営するWEBメディア
―ロクヨリのWEBメディアとしての特徴、大切にしていることを教えてください。
ロクヨリは2019年10月、株式会社ユニバースクリエイトの自社メディアとして誕生しました。
株式会社ユニバースクリエイトは大学生を中心に若年層の就職支援を行う、人材ビジネス企業です。
そんなユニバースクリエイトは「学生支援会社」であるとのアイデンティティを掲げています。
常に「学生のミカタ」でありたい。
学生生活も就職活動も満足のいくものにして欲しいとの思いで動いているんですね。
それでロクヨリも、学生生活や就職活動に関するコンテンツを発信することで、学生が少しでも楽しく・有意義に過ごすきっかけを作りたいと思っています。
ー学生が楽しく有意義に過ごす、が目標なのですね。
そうですね。
ちょっとしたネタや雑学でクスッとさせたり、体験記を読んでインターンやアルバイトに備えてもらったり、インタビューやイベントレポートを読んで刺激になることが、ロクヨリの使命です。
さらに言うとロクヨリのインタビューや取材を受けてもらったり、ライターとして関わることで、普通の学生生活では得難い経験をして欲しいです。
インタビューや取材をする/されるというのは、誰にでも機会があることではありません。
小さくともロクヨリは企業が運営するメディアですから、ここで何かを発信し、世の中に爪痕を残してもらえれば最高です。
新しい武器となる成果物を作れる場所に
ー爪痕を残す、ですか?
たとえば、就職活動における自己PRって、その内容に対して根拠を示すことが難しいものがあるんですよ。
”大会で優勝しました!”のようなわかりやすい実績がある人はそれを武器にすれば良いかもしれません。
しかし”サークル長でこんな思いを持ってがんばりました”とか”〇〇というコンテンツが好きです”といった内容で勝負したい場合、その証明をする材料が作りにくい。
もちろん、就職活動の自己PRで大切なのは「何をしたか」ではなく「何を得たか」ですので、証明なんてなくてもいい……とも言えるのですが、
(この点について言及した記事はこちら)
もし記事というたたき台があれば学生さんは客観的に話しやすくなり、採用担当はよりイメージしやすくなります。
そこでロクヨリで、がんばっているサークルさんを取材をしたり、好きな何かについてアツく語りたい学生さんに記事を寄稿してもらうことで、それまで採用担当の目から見えていなかった学生の、
「何かに夢中になれる」という素敵な能力が可視化されます。
それに正直なところ、学生さんが自分のブログに書くのと、企業のメディアに掲載されているのとでは周囲からの見え方も違うんですよね。
結果的に関わってくれた学生さんに自信がつき、評価されるきっかけになること、
そしてそんな記事を読んで刺激を受けた人の背中を押すことこそがロクヨリができる一番の「学生応援」ですね。
ユニバースクリエイトがもともと手掛けている面接練習やES添削を学生さんが元々持っている武器を強化するお手伝いに例えるなら、ロクヨリは学生さんが新しく武器を作るための事業なのだと捉えています。
……なんだか意識高くなってしまいましたね。私の意識低い記事でもリンクしておきましょう。
社会人でこんなゆるい企画記事を仕事として書く人もいるのか! なんか社会人への不安が薄まったな~。
と思ってくれる人がいることもロクヨリができるお手伝いの1つだと思いますしね。
ーそういえば「ロクヨリ」というネーミングにはどんな意味があるのでしょうか?
学生生活を今よりも少しだけ充実したものにして欲しい、という思いを込めています。
「あなたの学生生活を10点満点で評価するなら何点ですか?」と質問した時に「特別楽しいことがあるわけではないけれど、だからといって辛いことや嫌なことがあるわけでもないし……半分よりはちょっと良い6点くらいかな?」と答える学生がいたとします。
そんな人が「ちょっと充実してきたし、”6点より”も7点になったかな?」と感じるようになる。
あるいは「就活や授業が辛い……最近5点かも」と思っている人が”6点寄り”に戻る。
読者の皆さんの毎日が少しだけでも楽しくなったとしたら、それ以上に嬉しいことはないですね。
編集長のお仕事について
まずは、ライターの皆さんから上がってきた原稿の校正、ファクトチェックです。
掲載される記事の内容の正確性を担保できるよう気を使っています。できるだけ一次情報にあたるよう、必要であれば論文や海外の文献も調査します。
工数が中々かかるので、更新頻度とトレードオフになってしまうのが悩みの種ですが……。
もう一つは「会社として外に出していいものか判断すること」です。
著作権など法的な部分に抵触しないか確認することや、企業の運営するメディアとしてふさわしい内容かどうかの判断ですね。
記事中で掲載、言及するにあたって許可や確認が必要な場合に、その連絡を取ります。
ただ、一番大切にしているのは「学生さんが活躍できる、楽しく過ごせるようなプラットフォームであり続けること」です。
だからこそ、掲載する記事の内容にあまり強い制限を設けないようにしていますし、
企画案もなるべく実現可能になるよう調整をしています。
新規事業を任せられるにあたって
ー九里さんは入社3年目で新規事業を企画し責任者として活躍されていますが、なぜこれを実現できたと思われますか?
私の配属は「本部」という部署になりますが、これは新規事業の企画立案、広報等、社内の非定型業務の多くを担う部署です。
この部署に配属され、チャンスを頂けたことは非常に幸運でした。
だからこそ、編集長はメインの業務というわけではなく、数ある業務のうち1つだったりします。
ーそうなんですね。編集長以外のお仕事はどんなものがありますか?
ITツールの導入検討、機材調達、専任の担当者を置くほどではないマーケティングリサーチ等ですね。
元々エンジニア志望だったこともあり、簡易な情報システム部的業務が振られることも多いです。
私自身、数日後自分がどの業務に注力しているか分からないような時も多々あります。
そのせいで社内では「クノリは常にPCにかじりついて何をやっているんだ」と言われることもありますが、当然といえば当然なんですよね。
最後に、今後の目標を教えてください。
ロクヨリはまだメディアとして運営やマネタイズが固まっているわけではないので、この事業を成長、確立させていきたいです。
ユニバースクリエイトが行う若年層への就職支援も、リーマンショック等で苦しい立場に置かれた人々を救いたい、という思いで動き始めました。
同様に、ロクヨリも「なんだか学生生活つまんないな」と感じている人々にフォーカスして刺激を与え、学生支援会社としての役目を果たしていきたいです。
ロクヨリではライターを募集しています。
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