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履歴書の趣味欄、一体何を書けば!?
2019.10.01
竹田です。
面談では履歴書の添削を依頼されることも多々あります。
自己PRや志望動機といった内容は誰しも悩むポイントですが、
意外と多いのが「趣味」の欄についての質問です。
「趣味って何書けばいいんですか?」
わかります。
私も学生時代かなり悩みました。(無趣味人間だから……)
履歴書のなかでも小さな欄ではありますが、どの大学の指定履歴書でも割とよくある項目です。
趣味って面接の合否に関係あるの? 何を見てるの? どう答えたらいいの? と思っている皆さん。
私なりの見解を聞いてください。
趣味を聞く理由
面接官は何を意図して趣味を聞いてくるのでしょうか?
就活の面接に正解はないので見ているポイントは人それぞれですが、もし自分が面接官だったらと仮定して考えてみてください。
私だったらその人の人柄を知りたいと思って聞きます。
自己PRや学生時代に頑張ったことだけでは見出せないその人の素の部分が見えると思います。
どんなことに興味関心があって何が好きなのか、
一見仕事には関係ないように見えても、その人の志向性を知ることは一緒に働く仲間を採用するにあたって重要なことです。
何が好きか、好きなものをどのように語るのかということからもその人柄やコミュニケーション能力が伝わります。
何を答えたらいいか
趣味の質問は学生の緊張をほぐす役割もあります。
自分が楽しく話せるものを選んでください。
よく、趣味と聞くと上手なものや詳しいものでなくちゃいけないんじゃないかと思う人がいますが、そんなことはないです。
何でも良いです。
……いえ、厳密に言うとお堅い会社を受けるならアニメとかゲームとか偏見もたれちゃう系のジャンルは確かにあります。面接官だって人間だもの。
参考までに偏見もたれちゃう系のジャンルの趣味がある方は関連記事をご覧ください。
良くないのは無理に会社の事業内容に寄せて書くことです。
面接官は食いついてくれるかもしれませんが、話が浅くて盛り上がらなければ取ってつけた感が出ちゃいます。
逆に事業内容に関連がありすぎても微妙だと思います。
「旅行業界受けるから趣味は旅行にしておこう」
「出版業界受けるから読書好きをアピールしよう」
普通過ぎて埋もれちゃいますよね。受ける人たちの大半が好きでしょうし。
どうせ旅行や読書が好きなら、
「私はOOでXXだったので、最安値で旅行プランを作ることに情熱を注いできました! 例えばインドを4泊6日OO万円の予算で旅しました!」
とか、
「私はOOなので赤川次郎が大好きです! 著書600冊すべて読破しました!」
のように、自分がその趣味を持っている理由と、印象に残るエピソードを合わせて話せるといいですね。(これはちょっと極端なエピソードですが)
でも結局……
とはいえ、無理に変わった趣味を作る必要はないんです。
大切なのは自分の個性や人柄を知ってもらうことです。
読書や映画といった趣味は確かにありきたりですが、どのようなジャンル、どのような著者や監督、どのような作風が好きかはみんな違うんです。
大切なのは自分が好きなものを自信もってイキイキと話すこと。
趣味の内容で合否が決まることは少ないですが、趣味の話をしている時の印象が合否に影響を与えることはあります。
(マニアックなファンの方は鼻息を荒げて喋り倒さないようにだけ気を付けてくださいね)
ちなみに私の面接で話していた趣味は「美味しいご飯屋さん巡り」でした。
本当はお酒です。ビール大好き。でも日本酒が一番好きです。
大学時代は日本酒好きな友達と1人1本持ち寄って家で飲み会をしていました。
居酒屋のメニューに利き酒セットとかあれば嬉々として頼んじゃいますが、たくさん飲んで翌日には味を忘れ美味しかったなぁという記憶だけが残る残念なタイプです。
趣味を聞いた時に「私お酒好きだよ~」と相手に言われたらたくさん話しますが、相手があまり飲まない話だと美味しいお店の話に切り替えたりもします。
要は相手と共通の話題で盛り上がれたらいいんです。その中で自分を知ってもらえたらいいです。
そのためのネタ作りや準備はもちろん大事ですけどね。
皆さんが自分らしく話せる会社と出会えますように!
(おすすめの日本酒があれば面談の際にぜひ教えてください)