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学生のうちから転職について考えてみる。

2020.01.22

著者情報

莇 治彦

莇 治彦

体育大学から人材業界へ。就職支援と採用支援が得意ぶんや。

転職活動って考えたことありますか?
いやいや、まだ初めての就職先すら決まってないし。そもそも卒論が完成するかが不安。
と。そんな感じで、転職活動について考えたことがある人は非常に少ないと思います。
でも、転職まで見据えて就職活動した方がお得なことが結構あるんです!

転職のススメ

「転職」という言葉。
日本だと結構ネガティブに捉えがちだけど、本来はキャリアアップの1つの手段。
転職は悪だ! と考えてしまうのは、将来の可能性をただ狭めてしまっているだけです。
もちろん、最初に入社した会社で定年まで勤め上げるのは素晴らしいことです。重鎮、大ベテラン、一番の古株……アツいものがありますよね。
あくまで長い社会人生活の中、転職という選択肢がある! と心に留めておくのはとっても大事ということです。

大転職時代

電車の中吊り広告を見れば、
「転職しませんか?」
「今の職場に不満はありませんか?」
といった転職サイトの広告が溢れていますよね。
これはもちろん、それだけ広告費用に見合った効果が出る――転職する人が多いってことです。
終身雇用が当たり前という時代はとっくに終わっていて、新卒の3割、いや4割が3年以内に転職すると叫ばれる大転職時代に突入しているのです。

とはいえ悪な転職もある

転職そのものは悪ではない。
でも、世の中のありとあらゆる物事と同じく、やり方や理由によっては悪になってしまうことがあります。
不満が先行して計画性なく辞めてしまうと、年収が下がってしまったりキャリアアップにつながらなかったり。
そういう意味では、とにかくポジティブな面だけを押し出してしまっている人材会社の広告は功罪あるなと思ってます。

転職したくてもできない?

で、それが今の僕達私達にどう関係するの? という話をします。
世の中には「転職しやすい人」と「転職したくても中々できない人」がいる。
この、転職したくても中々できない人と就職活動がかなり密接に関わってきます。
というのも、そういった人々を具体的に挙げると、

簡単で誰にでもできるような仕事しかしなかった人

若いうちの方が重宝される仕事しかしなかった人

等。
楽そうだから! 簡単そうだから! といった消極的な理由で就職活動を進めてしまうと、こういった市場価値がでにくい状態になりがち。
自分にしかできない、可能性が広がる仕事、働き方かどうかを念頭に置いて就職活動をしていくのがオススメ。
人と話したくないから事務がいい……といったネガティブな理由で進めるのはやめましょう。一生に影響することだからこそポジティブに。

一生懸命働く

1つ前の項目を読んで勘違いしてほしくないのは、特定の業界や業種は市場価値が出にくいってことではなくて、成長しない、同じ仕事ばかりでできることが増えない、というのが問題の本質。
だからこそ、就職活動と同じくらい、入った後の働き方も重要です。
一生懸命働く人は、周りからも応援されて任される仕事が増え、市場価値も増していきます。
最終的には精神論になってしまうけれど、就職活動もその後のお仕事も、面倒くさがらず一生懸命にやっていきましょう!

会社の辞め方

一生懸命働いた1社目の会社。さぁ転職するぞ! となったら、辞め方も大切。
よく言われるけど、「立つ鳥跡を濁さず」です。
法律的には2週間前に退職の意図を伝えれば大丈夫。(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
民法第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
だけど、もっとずっと前から伝えておいて、自信を持って恩返しできる方がもちろん良いです。

まとめ

色々と転職の話をしたけれど、結局のところ一番良くないのは自分のキャリアについて考えず、変化を怖がってだらだらと仕事を続けてしまうこと。
キャリアは自分で決めるもの。
転職しない、転職する。どちらの選択にせよしっかりと意志を持って、いざという時に自分の可能性を広げられるよう頑張りましょう!

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