学生応援メディア
社会人1社目の企業って大事なの?
2021.07.05
予想に反して大変好評な編集長の主観マシマシキャリア論、第3回です。
「やっと内定を貰えたんですが、本当にここで良いのか不安です……」
「もっとこだわった方が良い気がして……」
等々。
この時期になると生まれがちなお悩みですね。
ですがぶっちゃけこのタイプのお悩みは
「1社目の企業ってどのくらい慎重に選んだ方が良いの?」
ということに尽きると思います。
結論から言えば、
「注意すべきことだけ知っておけば気にしなくてオッケー」
です!
転職が珍しくない時代
過去の記事(ページ最下部のリンクからどうぞ)でボスも言及していますが、定年まで1社で働き通す、なんて時代はとっくに終わりを迎えています。
そもそも、働き始めてみないと見えない会社の裏側や自分の適性とのズレなんて山ほどあるわけです。
社会人として働いた経験のないあなたが、働いたことのない企業について見定めようとすること自体がナンセンスと言えます。
新しい環境に飛び込む前に不安になるのは当たり前です。
内定先に対してしっかり言語化できる不安要素はなく、
「なんとなく不安だな~」
と思ってしまっているだけなのであれば、思い切って入社してから悩みましょう。
ダメだったらさっさと転職してしまえば良いんですから。
注意すべきこと
とはいえ、注意すべきこともあります。
自社の当たり前を疑え
一番大切なことです。
我々人間はどうしても、初めて経験したことを基準に考えてしまいがちです。
そのため、1社目の企業によっては
「他の会社だってこのくらいの残業は当たり前だぞ」
「このくらいできないのはおかしいぞ」
等の強烈なパンチを受ける可能性があります。
全力で疑ってください。
他社の友人や親族、第三者機関に話してみましょう。
これまで20年そこそこ生きてきた皆さんが直感的に
「変だぞ、おかしいぞ、辛いぞ」
と思うことは世の中の基準に照らし合わせても大抵変でおかしくて辛いことです。
これが当たり前だと無理やり納得しないようにしましょう。
この認識を忘れてしまうと、
「どうせ私は転職しようとしても働き先なんてないし……」
等のめちゃくちゃネガティブモードに入ってしまいドツボにはまります。
注意しましょう。
おかしくない会社はない
先程言ったことをいきなり否定する形になりますが、こういったおかしなことが1つもない素敵な会社は残念ながらありません。
色んな考えを持つ人が集まって、上下関係のある中で仕事をしている以上、何かしら激ヤバポイントは発生してしまうものです。
重要なのはその激ヤバポイントをしっかりと認識した上で、
「この激ヤバポイントは自分にとって受け入れられるものか」
という視点で考えることです。
この視点を忘れて、
「うちの会社はここがおかしい!! 我慢ならん! 全てが納得できる理想郷に行くんだ!」
という考えを持つと、よりおかしな企業に入社してしまい、転職を無限に繰り返すことになってしまいます。
おかしくない企業はないのだから、おかしなところと好きなところの差引きで納得できるかどうかが重要です。
このくらいの給料や仕事内容なんだからポイントAとBはまぁ我慢してやってもいいかな……。
と思える仕事こそが「良い仕事」なのです。
いや、この給料と仕事内容じゃどう考えても我慢ならん!! と思ったらさっさと転職しましょう。
ちなみに私はめちゃくちゃ好き勝手に仕事をさせてもらえる、というメリットのおかげで
「社内の平均ITリテラシーが泣くほど低い」
「ペーパーワークが多く、承認スピードが絶望的に遅い」
のような激ヤバポイントを我慢しています。
企業とは常にそういうものなのです。
皆さんも
「これが普通だ……」
と思い込んで働くのではなく、
「うちの会社のここはおかしいけど、まぁ我慢してやるか」
のマインドで働くのです。
あなたが選ばれるのではなく、あなたが選びましょう。
まとめ
・働くまで分からないことが多すぎるので、今悩むのはやめましょう。
・いざとなったらいくらでも転職できる時代です。
・「うちの会社の変なとこ」はしっかり認識しながら働きましょう。