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英語が全く話せないのに北米留学した話

2019.10.03

著者情報

クヌウリ

クヌウリ

ロクヨリ編集長。カードゲームとMMORPGで生きているオタク。皆様が「自分らしく」就活を乗り越えて欲しい。

クヌウリです。

社内ではそういうオーラがないと言われがちですが、実は私、高校生活3年とちょっとをカナダで過ごした一応の帰国子女でございます。

しっかし別に「英語を学びグローバルな人材になりたい!」というキラッキラな理由ではなく、ロクヨリ編集部らしく「両親の仕事の都合で……」というなんともまぁ受け身な理由で高校留学をした訳なんですが……

何を隠そう当時の私は英語が一番の苦手! それどころか国語(というかコミュニケーション能力)も非常に怪しく、得意科目の数学と歴史だけをよすがにしていたタイプの人種でした。(今もそんなに変わってないのは秘密です)

そんなタイプの人間が、いきなり現地の学校で三年間過ごしたらどうなるの?
という体験談をお話したいと思います。
私が体験したのは高校留学ですが、大学留学をお考えの方にも役立てると思いますので、是非ご一読ください!

1.語学力は結構なんとかなる

入学当初の私の英語力は酷いもので、トイレに行きたいです、という意思表示すらできず、I am toilet(私便器です)と言っていたレベルでした。
それでも単語で意味を汲み取ってもらえるので、思った以上にコミュニケーションがとれます。
皆さんも、片言の日本語しか話せない方が
「私、便器です」
って言われたら一瞬びっくりするかもしれませんが、状況とかを考えれば、ああトイレに行きたいんだなって分かりますよね。

2.とはいえ、授業の受け方には工夫が必要

留学生の受け入れをしている学校であれば、ESLという「授業で使われる英語の勉強をする補習授業」が存在します。
そのため、「知っている概念」に関する授業であれば現地の人に混じっても十分ついていけます。(単語さえ分かれば、日本で既に勉強していた知識を翻訳するだけなので問題がないわけです)

しかし、「知らない概念」にぶつかった時に上手く立ち回らないと大変なことになります。そもそも知らない内容なのに、それを英語でやられてもムリムリかたつむりなわけです。

一番手っ取り早い作戦は、どうにかして日本語の参考書、教科書を手に入れることです。
最近は便利になったもので、Aから始まる某通販サイト等が海外発送もガンガンやってくれます。可能な範囲で買ってしまいましょう。

ここでお金をケチってしまうと単位が鮮やかに落ちていきます。どうしようもなければインターネットの解説サイトみたいな奴をゴリゴリ漁りましょう。能動的に勉強するクセがついていないとかなりしんどいと思いますが、踏ん張りどころです。頑張りましょう。

日本語で理解さえしてしまえば前述のとおり後は辞書と恋人になれば乗り切れます。やってしまいましょう。

3.鬼門、歴史

前述の手段で大抵の科目はクリアできますが、唯一容易には乗り切れない科目があります。
歴史です。具体的に言えば「その国の歴史の授業」です。日本でいう日本史です。

アメリカのように日本でも資料が山ほどある国ならばまだいいですが、カナダやその他の国のように、日本語資料が比較的少なめな国に留学していると大変です。
別の選択科目などで回避できるなら回避してしまった方が吉です。

さもなければ聞いたことない偉人の話を英語ベースで詰め込む地獄を味わうことになります。
世界史好きだからイケるだろ! と思って頭から突っ込むとえらい目に遭います。

クヌウリの二の舞はいけません。

4.言語の壁を乗り越えられる趣味、大事

題名の通りです。恐らく一番大事です。
音楽、スポーツ、ゲーム、なんでもいいです。
「これ好き! 楽しい!」
「分かる!」
みたいに言葉をあまり交わさなくていい趣味を持っていると、気持ちがめちゃくちゃ楽になりますし、言語習得の面でも大きくプラスになります。
留学中はホームシックになったり、授業についていけなくて気分が沈むことがあるのも事実です。

しかし、この支えがあるだけで全く心持ちが変わります。
同じ趣味の人が見つけられるか心配な方。
一度恥を捨てて共有スペースで自分の趣味に没頭してみましょう。

私はカードゲームが大好きなので、共有スペースでひたすら自分相手に戦っていたら声をかけてもらうことができました。その人とは今でも週一で連絡を取り合う親友になっています。今思うと明らかに奇人変人的な行動でしたが結果オーライです。
同じ趣味を持った友人が欲しいのは万国共通です。
恐れず進んでみましょう。

さて、結局のところ言いたいのは、現地の言葉が最初話せなくてもなんとか卒業はできる!!
ということです! お悩みの方、とりあえず飛び出してみるのも一興ですよ?

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