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インターンシップのモチベが上がらない君へ

2019.11.13

著者情報

莇 治彦

莇 治彦

体育大学から人材業界へ。就職支援と採用支援が得意ぶんや。

大学生であれば、インターンシップって言葉を一度は聞いたことあるよね。
企業側の立場から、インターンシップって意味あるの? 的な疑問に対する話をしていくよ。

あるあるなスタート

学校から
「インターン参加した方がいいよ!」
ってごり押しされたり、
めちゃくちゃに意識高い友人たちが
「この前インターン行ったんだけどOOでめっちゃ勉強になった!」
みたいな感じで颯爽と圧をかけてきたり。

いや……なにその空気? 行って当たり前感出すのめっちゃやめて。そもそも意味あるの? 探す時点で面倒くさいわ……もう寝ないとバイト間に合わないじゃん……は~キレそう。

みたいな感じでうだうだ自問自答しながらも、同調圧力その他に負けてなんとなく一回は参加してみるのがよくあるスタートかなと思う。

インターンシップ、あり。

インターンシップ = 就業体験
みたいな話はよく聞くと思う。……じゃあ就業体験の意味って何?
ぶっちゃけ世の中によくある1dayインターンとか、1weekインターンとかだと、おままごとレベルの体験しかできないことが多い。期間も短いし正直意味は薄い。
強いて言うなら
「ここのインターンに参加しました!」
って主張できるようになるくらい。

それでもなお、あり。

意味ないやん! みたいな話をしたけど、私はそれでも「あり」だと思う。
そもそも「就業体験」という捉え方じゃなくて、「社会人/企業偵察」という捉え方をしてみるのがおススメ。
本格的な就職活動が始まってしまうと、企業は説明会で聞こえの良いことしか言わなくなる。
だからそうなる前に、インターンシップで企業の本音を「聞く」のではなくて「体験する」。
これは参加した企業に対する偵察ってだけじゃなくて、今後の企業選び、選球眼を鍛える意味でもいい体験になるはず。

教科書通りの「就業体験」ではなく、「企業偵察」。
その感覚でまず1社やってみるのはどうだろう。

やや真面目な話

かなり尖った方向から切り込んじゃったので、真面目な方向からも。
とにかく普通に就活をするより、インターンシップに行った方が圧倒的に意味がある。
ありとあらゆることに言えるけど、実体験に勝るものはない。
さっきも話したけど、就活中に目にするナビには良いことばかり書いてあって悪いところや本音がどこまで書かれているか分からない。
逆に口コミサイトみたいなところだと、その企業に偏見や悪いイメージを持っている人が書いたせいで良いことが全然分からない、ということもある。
であれば、隠しても隠し切れない会社の雰囲気や、業界、業種を実体験できる、というのは何よりも信憑性が高いよね。
だからこそ、インターンシップの意義は今後も年々高まるはず。

企業から見たインターンシップ

企業には、しっかりとしたインターンシップ受け入れをしているところと、とりあえずで受け入れをしているところがある。
私の経験則になるけど、悲しいことに後者の方が多い。
参加するところがどちらかは事前に分からないけど、参加すれば感じ取れるよね。
そういう企業の思考過程は多分――

インターンシップやる企業増えたな……ウチもやらないとダメかな。
でもやらなくても採用はできるしなぁ……。
あーでも面接でインターンシップをアピールしてくれたことあるな……。
とりあえず一回やってみるか。業界とウチのこと説明して、グループワークやらせて……。
こんなもんでいいか。

みたいな感じ。
これは極端な想像だけど、要するに企業側も学生と同じくインターンシップの在り方、捉え方に迷っているし、しっかりと考えられていない企業もあるってこと。

社会人、企業の担当者は完璧である。間違いを起こさない。みたいな先入観を持ちすぎるのは良くない。
相手だって人間なんだから迷うこともある。その迷いをいかに学生視点でくみ取れるか、というのも重要になってくる。

結局どうすればいいの?

四の五の言わず、2社くらいインターンシップに参加してみる。
企業側の本音を探るのが主目的で、就業体験や自己成長はあくまでおまけ。
で、2社参加してみた後で、
「いや、やっぱり意味ないでしょコレ」
と思ったら、とりあえずインターンシップ参加証明書を手に入れたくらいに考えておけば良い。
逆に
「あれ? 思ったより為になったかも」
と思えば長期インターンシップとか、他のところにも参加してみると良い。

でも、もし1,2年生でこの記事を読んでくれている人がいたら、アルバイトの代わりになるようなお給料の出る長期インターンシップをやり続けるのが一番良い。一般的なアルバイトよりもユニークな経験ができて、その上きちんとした収入にもなるからね。

あ、最後に。
企業はせっかくならインターンシップに来てくれた学生さんを採用したいと思ってるので、入社希望のところのインターンシップに行けた場合はどんどんアピールの場として活用しましょう!

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